1-21 朝から修理 9/17
2018年 02月 17日
9/17 武威から張掖へ
朝、ホテルでの出発準備の様子である。走行中、故障した個所は応急修理して走り続ける。時間のかかる修理は目的地のホテルに着いたところで、その日のうちに行うことになっている。しかし、添乗員が何度言っても、スタッフは朝起きてから修理作業をしている。
朝、バイクに乗ってみると必ずおかしいところがある。多いのはボルト止めした部品の脱落である。おそらくボルトの加工精度と材質の基準が低いのだろう。日本のバイクの場合、ボルト1つ1つに番号が入っていて、使用する箇所が指定されている。締め付けトルクもマニュアルに記載されている。部品の精度は手で回してねじ込んでみればわかる。精度の高いボルトはぐらつくことなく、かすかな抵抗感を持って、すっと入っていく。こちらのボルトは締まるか緩むかのどちらかである。
サイドミラーのステーが走行中緩んで、くるくる回りだしていた。ねじ込んでも振動ですぐ緩んでしまう。繰り返してねじ込んでいたので、ねじ山を舐めてしまったようだ。スタッフは、ステーの根元にビニールテープをぐるぐる巻きつけ、確信に満ちた表情でOKと言う。違うんだけどなあ、と思いつつOKと返事をしてしまう。
この日も出発予定時間から1時間かかってバイクをいじっていた。我々は、こんなものだろうと、どちらかというとトラブルが起きることを期待しているのだが、添乗員は朝からずっとこらえていた。
10台のバイクがエンジンをふかせたり、店を広げて修理したりしていると珍しいのだろう、ホテルの前に人が集まってきた。
シルクロード旅日記
シルクロードバイクツアー
by chukocb400sb
| 2018-02-17 02:42
| 1 西安から敦煌
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