2-28 高昌故城の子供たち 9/3
2019年 01月 11日
午後からは、トルファンの東側の観光である。高昌故城とは、トルファン市の南東にある高昌国の城跡である。漢から明代までトルファンの中心的な都市として約1500年間栄えてきた。一辺が1.5kmの土壁で囲まれたほぼ正方形で、面積は200万㎡ある。玄奘三蔵が天竺へ向かう途中に1カ月滞在し、仏教を講じた寺院跡も残っている。
我々が日本人と分かると、片言の日本語で話しかけてくる。どこで習ったのと聞くと、観光客から習ったという。学校はと聞くと、午前中で終わってお昼から物売りを手伝っているというのだ。そのくらいの会話ができるだけの能力がある。日本人の観光客との接点だけで、これだけの意思疎通ができものだろうか。
土産物屋のアルバイトであろうか、肩下げ袋や、紐で釣り下げた鈴などを20元くらいで売っている。取り立てて記念になるようなものではない。しかし、ただひたすら買って欲しいという意思を、片言で伝えてくる。あきらめようとしない。人擦れのない素朴な感じなので、こちらも拒否しようという感情が起きてこない。短い時間ではあるが、片言でこうしたやり取りをしていると、彼らと人間関係ができてしまう。こうなるともう駄目である。メンバーは皆降参してしまった。写真を撮ってあげて、皆で一人一個ずつなるべく多くの子供から買ってあげることにした。
その後、アスターナ古墳群とベゼクリク千仏洞を見学してホテルに帰った。幸いなことに腹は最後まで何とか持った。
by chukocb400sb
| 2019-01-11 04:56
| 2 敦煌からウルムチ
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